家族会の役割

愛しいわが子がまるで人が変わったように親に向かってくる暴言・暴力・命令・自傷・そして食べない・過食・嘔吐等次々に出てくる症状を親は理解できずに動揺しショックと悲しみと驚きで混乱をきたします。親はひたすら自分の価値観と正論で子どもに言うことを聞かせようと怒り非難し命令しそして落胆していきます。ますますエスカレートしていく子どもに不安と恐怖を感じ病院を探し求め子どもを連れまわします。

どうにか病院にたどりつき、やれやれ・・・・と、これで病気も治り前のような我が子に戻ると思い安堵したのもつかのま、また同じことが何年も繰り返されていきます。

なぜよくならないのか、なんでうちの子だけこうなんだ・・私のせいなのか、母親失格なのかと自分を責め苦しみ自信をなくし、先が見えず不安がさらに大きくなっていきます。
たくさんの書物を読みあさり、治療者に聞いたり・・・良かれと思って対応しているにもあかわらずさらに悪化したり・・・どうしていいのかわかりません。親は心身ともに疲弊し、心の余裕もなくなり今にも爆発しそうです。このくらいになってやっと家族会を探してやってきます。

孤独な闘いを続けてきた家族は、初めて大きな応援と共感を得られ、話をすることでガス抜きができます。自分の子どもの状況だけしか知らないところから、他の家族の状況、回復に向かっている家族から「うちはこうしていたよ」などのさまざまな対応を聞くことで、気がつくこともたくさん得られます。また、回復した家族は、新たに気がつくことがあったりと相乗効果が大きくあります。みんなが質問者でありみんなが回答者です。

同時に情報提供(対応方法・捉え方等)をしています。
医療者の役割と親の役割が違うことを理解していきます。この病気は子どもの心、パーソナリティを成長させていくことで回復に向かいます。成長させていくのは親の役割です。それぞれの家庭の中で、日常生活の中で成長させていきます。家庭生活の中までは医療者は入れません。成長していくプロセスを大事にして親子の信頼関係を再度構築し、親も子も一緒に回復していきます。そのための方法などを家族会・学習会・相談会でおこなっています。

「親が変わらなければだめです」という言葉をよく聞きますが、親は変わることはできません。
変わるとしたら「捉え方」です。コップに水が半分入っている状態を見てどのように捉えるかです。「もう半分しかない」あるいは「まだ半分もある」という部分です。
1つの方向だけの捉え方ではなく多方向から捉えることができるように、そして病状の段階に合わせた対応方法を知って実践していくことでお子さんに変化が現れます

家族が支援する力をつける
具体的な対応方法

医療者の役割と家族の役割を理解し、本人のストレスの対処方法の広がりと
本人自身の成長ができるように日常生活の中で出来る家族の支援方法
回復の段階により支援方法が変化していくことを理解し、タイムリーに実践していく方法


家族会
★情報提供
★困っていることをテーマに話合い&質疑応答
・家族の力をつけることへの支援
・日常生活の中で起こる問題や困難の対応
・当事者とのコミュニケーションの方法
・問題解決をする話合いのスキル
・過去ではなく現在と未来に目を向ける
・社会参加から社会復帰へ
・回復の段階について



活動
・家族会開催場所  (千葉・市川・名古屋)
・家族教室(段階による対応)・WRAP(元気回復プラン)
・講演会 ・回復した当事者からのメッセージ・家族のリカバリートーク   ・個人相談  ・グループ相談会